プロフィール

野口あや子(のぐちあやこ)

一九八七年岐阜生、名古屋在住。
二〇〇六年、「カシスドロップ」にて短歌研究新人賞受賞。
二〇一〇年、第一歌集『くびすじの欠片』にて現代歌人協会賞を最年少受賞。
ほか歌集『夏にふれる』『かなしき玩具譚』『眠れる海』。岐阜新聞にて月一エッセイ「身にあまるものたちへ」連載中。第一〜五回笹井宏之賞選考委員。二〇一九年一一月号「小説新潮」にて短編「ジュリアナ様」で小説デビュー。ホストの短歌を歌集にした『ホスト万葉集』では歌人・俵万智、小佐野彈とともに編者を務める。X(旧Twitter)では短歌の個人オンラインコーチング「野口と短歌ラリー」「野口とお悩み解決」を常時開催中。名古屋芸術大学非常勤講師。

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略歴

2024

・1月、呉服屋・矢代仁Instagramにて書評「現代短歌版百人一首 花々は色あせるのね」
・「東京人」2月号にて源氏物語トリビュート新作短歌、エッセイ
・1月、今池「トクゾー」にて「短歌一武道会」登壇
・2月、ラジオ文芸選評 テーマ「保つ」出演
・文庫版「くびすじの欠片」(短歌研究社)刊行。文庫版解説・小佐野彈

2023

・ラジオ文芸選評 テーマ「「でも」ではじまる短歌」出演
・NHK「テレビ連歌会 つなげ言葉のバトン」 に出演
・中日新聞・東京新聞「ある愛の寓話」(村上由佳)書評
・同人誌「胎動短歌」に寄稿
・「角川短歌」3月号にて歌人・立花開との短歌共同制作「九龍の夢」&特別対談「相乗する創作価値」
・NHK「阿佐ヶ谷アパートメント」短歌特集に講師として出演
・6月、共同通信「歌人・野口あや子インタビュー」 
・「うたわない女はいない」(中央公論新社)にて短歌連作「I’m a poet」、エッセイ「えいごをならう」寄稿
・「短歌研究」に三ヶ月連続掲載
・「iPhone越しに聞かせやShaw」「chilling」「御簾のうちなるconversation」
・9月、台湾詩節祭にて和歌研究者・歌人の御手洗靖大と和歌のパフォーマンスを行う
・中日新聞にファミリーシップ制度を題材にした掌編小説「縁故者」寄稿
・10月、今池トクゾーにて「さようならちくさ正文館ありがとう古田一晴さん」登壇
・10月、今池トクゾーにてライブ型レクチャーイベント「短歌一武道会」登壇

2022

・短歌新人賞「笹井宏之賞」選考委員
・「文學界」2月号にてエッセー「セルフネグレクトあるいは」掲載
・共同通信にて「銀河一族」「僕は亡くした恋しか歌えない」(小佐野彈)書評
・中日新聞にて「女性はみんなお嬢様〜エアー執事と味わう短歌〜」四ヶ月連載
・岐阜新聞イベント「ジェンダーレス・ファッション・コレクション」に和歌研究者・歌人の御手洗靖大と登壇
・道後温泉アートプロジェクト「マチコトバ」に馬場あき子作品をインスタレーションに選出
・「anan」特集「言葉のチカラ」大友恋花さんに短歌レクチャー
・短歌研究7月号にて菊地信義への挽歌連作「箔を圧されたような記憶の」掲載
・短歌研究6月号にて50首連作「僕は僕を」掲載
・短歌教室「アミーゴ歌会」講師。現在も継続。
・各務原市の文芸事業「コトバDEストレッチ」企画・レクチャー講師・短歌のインスタレーション
・道後温泉アートプロジェクト「風に鳴るうた」短歌提供

2021

・短歌新人賞「笹井宏之賞」選考委員
・名古屋今池商店街のポスターに短歌掲載
・教育出版より中学校国語教科書掲載
・名古屋芸術大学非常勤講師。短歌創作と短編小説の授業を行う。・「Q短歌会」同人誌にて「インタビュー 野口あや子」
・共同通信にて前衛歌人・春日井建評伝「グラデーションを駆け抜けて 春日井建の時代」 連載
・東広島ミライノ「五七五七七で学ぶ『こころ』の掴み方」講師

2020

・短歌新人賞「笹井宏之賞」選考委員
・画家・内田すずめの新作画展示「消えない星」に短歌10首を提供
・オンラインレクチャー「野口と短歌ラリー」開始
・内田すずめのイベント「内田すずめのドロドロドリーム」にゲスト出演。絵画と短歌の共作本「今生ひとりの夜を歩いた」を出版。・スカパードキュメンタリー「青春マイルストーン」「かなえゆく 彼女が短歌で生きる理由」放映
・鈴木ちはね歌集「予言」、榊原紘歌集「悪友」栞文
・俵万智、小佐野弾とともに編者をつとめた「ホスト万葉集」刊行
・短歌ムック「ねむらない樹」読者投稿欄選者
・「やっとかめ文化祭」短歌レクチャー講師
・「yom yom」65号(新潮社)にてエッセイ「短歌ラリーでどこまでもゆけ!」寄稿
・「文學界」12月号「三島由紀夫にその才能を愛された歌人、春日井建」寄稿

2019

・短歌新人賞「笹井宏之賞」選考委員
・柴田葵歌集「母の愛、僕のラブ」栞文
・「大ナゴヤツアーズ ぶらぶら吟行ツアー」レクチャー講師開始
・短歌ムック「平成じぶん歌」に作品「メンヘラ・フォーエバー」
・表参道スパイラル「スペクトラムトーク」にてAI×短歌のトークイベント
・CBC番組審議委員に2年間就任。番組に対する感想を短歌朗読し、議事録に収録される。・「短歌研究」8月号に「AI歌人の魅力」座談会。講談社のウェブページに全文掲載・短歌ムック「ねむらない樹」読者投稿欄選者
・毎日新聞9月コラムに「恋するAI歌人 心の襞に迫れるか」
・「小説新潮」11月号の官能特集「エロティックが止まらない」に初の小説「ジュリアナ様」
・「文學界」11月号に引用エッセイ「恋愛に必要な知恵はすべて山田詠美から学んだ」
・ウェブページ「ランガイ」に短歌連作「ヨカナーンの首が刈られるまでを」

2018

・短歌新人賞「笹井宏之賞」選考委員
・NTTレゾナント共同開発「恋するAI歌人」にアドバイザー起用。
・小佐野弾歌集「メタリック」解説
・短歌雑誌「現代短歌」に近松門左衛門の文楽作品「心中天網島」をテーマにした300首を2ヶ月に渡り一挙掲載。
・歌舞伎町ブックセンターにて俳人・北大路翼とのトーク&朗読イベント「鬼はアウト」
・表参道スパイラルに寄せた短歌をポストカードセットにあわせた冊子として発売。
3月、刊行記念に体験型ワークショップ「はるのひかりの歌会」を同会場で開催。・「文藝春秋」7月号に作品「drop」掲載
・短歌ムック「ねむらない樹」読者投稿欄選者
・「ポエトリースラムジャパン」名古屋大会準優勝。のち全国大会に進む
・美容雑誌「アリュクス」にて美容をテーマにした短歌コンクールの選者。
・朗読フェスティバルである「上野ポエトリカンジャム」に出演。
・与謝野晶子生誕140年記念イベント「ミダレガミ」に朗読、またパネリストとして出演。
・宮﨑高鍋高校にて出張短歌レクチャー
・11月「名古屋テレビ塔クロニクル」に作品「tower」

2017

・古今伝授の里「短歌道場」選者
・ニコニコ動画短歌番組「カドカワ」に出演。審査員、コメンテーター。
・3月、秋田魁新報社に加藤治郎評「伝統と現代性、自在に」
・「潮」6月号エッセイに「二十年越しの恋」
・名古屋鶴舞KDハポンで、ダンサーの倉知可英と、歌人の与謝野晶子の恋をイメージした「わたしのおなかのなか みだれ髪」を舞踊と短歌朗読のコラボレーションで表現。
・宮崎にてピアニストとフルート奏者によるコンサート「文月・詩音の夕べ」を行う。デュオによる若山牧水の短歌朗読と、ピアノによるラヴェルの演奏と与謝野晶子の短歌朗読。・9月、写真と衣装と短歌のコラボレーション歌集『眠れる海』を刊行。刊行記念として雑誌編集者、アートディレクター、舞台批評家を交えた越境型シンポジウムと朗読ライブ。・「早稲田文学 女性号」に短歌連作「エレクトラ・ハレーション」
・短歌雑誌「歌壇」9月号から前衛歌人であり名古屋の作家である春日井建の評論「鬼の子 建」を掲載開始。
・文学ムック「たべるのがおそい」に作品「皐月」
・アートプロジェクト「紀の国トレイナート」の展示作品として短歌5首

2016

・「現代詩手帖」に短歌時評を担当。2017年12月まで連載。
・歌人の山田航と短歌アンソロジー『桜前線開架宣言』刊行記念イベント
・4月、ラジオNIKKEI「大人のラヂオ」に出演。トーク、朗読が放送。
・芸術批評雑誌「リア」にて劇作家の天野天街と対談。
・フランスで短歌朗読のパフォーマンスの縁を得て、リヨン、パリの三箇所で朗読。
・「あいちトリエンナーレ」の朗読劇「往還Ⅱ」のリーフレットへ作品提供。
・11月、表参道スパイラルにて「support your local poet」に朗読、トーク出演。

2015

・古田一晴とCazU-23との音楽と映像と朗読のインプロビゼーションユニット「−ミヲ−」を結成
・5月に「短歌研究」連載の8回分の連載と書き下ろし1編をまとめた第三歌集『かなしき玩具譚』を出版。装丁は菊池信義。
・6月 鶴舞KDハポンにてユニット「−ミヲ−」で、岡井隆の短歌を取り入れたインプロビゼーションを行う
・9月に三角みづ紀と「気管支たちの北海道」を制作。北海道新聞に制作した3作品が全面掲載
・名古屋芸術大学企画イベント「ア”ーッ!ラジオ」出演。パフォーマンス活動に注目され、歌人では初めての出演となった。・11月にフォトギャラリープシュケに「−ミヲ−」で出演
・「文學界」12月号巻頭表現に作品「エレクトラ」

2014

・中日新聞に短歌朗読における可能性についての散文「声と立体感」寄稿。
・「三角みづ紀詩集」に解説「三角みづ紀という隣人」寄稿
・作品朗読PV「ayako」がネット公開
・ブックマークナゴヤにおいて諏訪哲史とのトークイベント「「読む/詠む」ということ―世界の聴き方、うたい方の話」
・マイナビブックスより電子書籍、詩人・三角みづ紀との共著『気管支たちとはじめての手紙』を発売。収録イラストに植田志保

2013

・「NHK短歌」「短歌ネクストジェネレーション」出演
・「文藝春秋」8月号に作品「鰐」

2012

・「朝日新聞」「あるきだす言葉たち」に作品「父の靴」
・第二歌集『夏にふれる』を出版。
・装丁は菊池信義、解説は小説家で大学のゼミ教官であった諏訪哲史。
・10月結社グループ誌「新彗星」4号にて「特集・野口あや子」

2011

・浜島書店「国語便覧」引用開始。
・「Papyrus」9月号にエッセイ「黒瀬珂瀾に出会った日」

2010

・刈谷市市民講座にて短歌講座

2009

・3月に第一歌集『くびすじの欠片』出版。
・装丁は菊地信義、解説は師の加藤治郎。
・「群像」9月号に随筆「ダイちゃん」。

2008

・詩のボクシング 岐阜大会準優勝

2007

・詩のボクシング 岐阜大会審査員

2006

・「カシスドロップ」にて第49回短歌研究新人賞。
・短歌結社『未来』に入会。加藤治郎に師事

2004

・短歌結社『幻桃』に入会 松村あやに師事